〇新素材の開発や新しい配合の検討では、使用できる研究開発材料が
限られている事も少なくありません。
【材料が数kgしかないけれど試作出来る?】
【失敗して貴重な材料を無駄にしたくない】
といった悩みを抱える開発担当者の方も多いのではないでしょうか?
本記事では、貴重な研究開発材料を無駄にしない為の
少量試作の考え方と、成功率を高めるポイントを解説します。
■少量試作は事前準備が重要
〇少量試作では、材料を大量に使用して条件を調整する事が
難しい為、試作前の準備が重要になります、
- 樹脂や添加剤の特性を確認する
- 配合比率や混練条件を事前にけんとうする
- 目標とする品質や評価項目を明確にする
- 必要なサンプル量と試作条件を整理する
事前に検討できる項目を整理する事で、無駄な試作を減らし
限られた材料から有効なデータを取得しやすくします。
■材料の必要量を事前に確認する
〇少量試作では、装置内に残る材料や立ち上げ時の調整に
必要な材料も考慮しなければなりません。
特に、二軸混練によるコンパウンド試作では、
装置の構造やスクリュー構成、配合条件によって
必要な材料量が変わります。
その為、試作を依頼する前に、次の点を確認する事が大切です。
- 最小試作量と推奨材料量
- 装置内の残留やパージに必要な材料量
- 試作後に回収できるサンプル量の目安
- 材料の乾燥や前処理の必要性
投入した材料が全て製品サンプルとして回収できる
わけではない事を理解し、事前に試作先と相談しておきましょう。
■最初から完璧を目指さず、目的を明確にする
〇限られた材料で試作する場合、最初からすべての条件を最適化
仕様とすると、材料不足や評価項目の増加に繋がる事があります。
まずは、相溶性や分散性、成形性 等、今回の試作で確認したい
ポイントを明確にする事が重要です。
もくてきを絞って試作する事で、少ない材料でも次の開発に
繋がる有益なデータを得られます。
■少量試作に対応できる試作先を選ぶ
〇研究開発材料を無駄にしない為には、少量試作に対応できる
設備だけでなく、材料特性や加工条件を理解した試作先を
選ぶ事も重要です。
例えば、次のような対応が出来る会社であれば、
試作を進めやすくなります。
- 少量の材料で試作について相談できる
- 材料特性に応じて加工条件を事前に検討できる
- 試作中のトラブルに柔軟に対応できる
- 試作結果や加工条件をデータとして報告してくれる
試作前に十分な打ち合わせを行い、材料の使用量や試作の進め方
について認識を合わせておきましょう。
■まとめ
〇貴重な研究開発材料を無駄にしない為には、単に少量で
加工するだけでなく、
【材料特性の把握・事前の条件設定・試作目的の明確化】
が重要です。
少量でも、適切な準備と試作計画によって、材料の使用量を
抑えながら効率的に開発を進められます。
N.6株式会社では、二軸混練によるコンパウンド試作や
フィルム・シート成形試作を通じて、新素材の研究開発を
サポートしています。
【貴重な材料を少量だけ試したい】
【配合や加工条件が決まっていない】
といった段階でも、まずはお気軽にご相談下さい。
限られた材料から、新たな可能性を引き出す試作をサポートします。



