〇樹脂コンパウンド試作を依頼する時
【出来るだけ安い会社に頼みたい】と考えるのは当然です。
しかし、コンパウンド試作は単純に価格だけ比較すると
かえって開発コストが高くなる事があります。
重要なのは、試作費用だけでなく、
- 少量試作に対応できるか
- 希望する材料を扱えるか
- 条件設定を相談できるか
- 試作結果をきちんと評価・報告してもらえるか
- 問題が発生した時に原因を一緒に考えてくれるか
といった点まで含めて、依頼先を選ぶ事です。
■コンパウンド試作会社を選ぶ5つのポイント
①少量試作に対応しているか
〇研究開発段階では、数kg程度から試作したいケースも少なくありません。
【最低ロットが大きい】【量産設備でしか対応できない】という
会社では、試作段階では使いにくい場合があります。
必要な量を、必要なだけ試作できるかを確認しましょう。
②材料の配合について相談できるか
〇試作では、最初から配合や条件が完全に決まっているとは限りません。
【この樹脂とフィラーを混ぜたい】
【この添加剤を入れてみたい】
【配合比率を検討している】
という段階でも相談できる会社なら、開発を進めやすくなります。
単に【材料を預かって混ぜる】だけではなく、技術的な相談が
出来るかは重要なポイントです。
③試作条件を柔軟に変更できるか
〇コンパウンド試作では、
- 温度
- 回転数
- 吐出量
- スクリュー構成
- フィード条件
- 真空脱揮
等によって結果が変わります。
1回の試作で終わらず、結果を見ながら条件を変更して
再試作できる会社の方が、開発を前に進めやすくなります。
④試作結果をきちんと残してくれるか
〇【試作した材料を納品して終わり】ではなく、
- 試作条件
- 使用材料
- 配合
- 設備条件
- 試作時の状況
- 外観
- トラブルの有無
等を記録してもらえると、次の開発に繋げやすくなります。
特に研究開発では、【何をして、どうなったのか】が
残っている事が非常に重要です。
⑤トラブルにも対応できるか
〇コンパウンド試作では、必ずしも予定通りに行くとは限りません。
【吐出が安定しない】
【フィラーがうまく分散しない】
【ストランドが切れる】
【ダマが発生する】
【トルクが上がる】
といった問題が発生する事もあります。
その時に、単に【できませんでした】で終わるのではなく
原因を考えて次の条件を提案してくれる会社を選ぶ事が大切です。
■価格だけで選ぶと、結果的に高くなることも
〇例えば、試作費用が10万円安かったとしても、
【試作したけど結果がよくわからない】
↓
【条件を変えてもう一度試作】
↓
【また結果が出ない】
↓
【別の会社に依頼】
となれば、時間も費用も余計に掛かってしまいます。
その為、コンパウンド試作では、
【1回の試作費用】ではなく【開発ヲ前に進める為の総コスト】
で考える事が重要です。
■まとめ
〇コンパウンド試作を依頼する会社を選ぶ時、
価格はもちろん重要です。
しかし、それ以上に、
【相談できるか】
【少量に対応できるか】
【条件変更に柔軟か】
【結果をきちんと残してくれるか】
【トラブル時に一緒に考えてくれるか】
という点が重要です。
安いことだけを基準にするのではなく、
【その会社に依頼する事で、開発がどれだけ前に進むのか】
という視点で比較する事をお勧めします。
N.6株式会社では、二軸混練による樹脂コンパウンド試作を中心に
少量試作や条件検討、試作結果の整理・報告まで対応しています。



