〇二軸混練で試作してみたいけど、何を準備すればいいか分からない】
初めて二軸混練の試作を依頼する場合、このような疑問を持つ方は
少なくありません。
実際の試作は単に材料を送って混練するだけではありません。
【問い合わせ→打ち合わせ→材料確認→試作→サンプル回収→報告】
という流れで進める事で、目的に合った試作をスムーズに行う事が出来ます。
本記事では、初めて二軸混練コンパウンド試作を依頼する際の
基本的な流れを、わかりやすく解説します。
■二軸混練の試作を依頼する基本的な流れ
①まずはお問い合わせ
〇最初に、試作したい内容を伝えます。
例えば、
- 使用する樹脂
- 添加剤、フィラー
- 配合割合
- 試作したい量
- 最終製品の用途(開示可能であれば)
- 試したい事、困っている事
等です。
まだ配合や条件が決まっていなくても問題ありません。
【この材料を混ぜれるか相談したい】という段階からの
問い合わせでも、試作条件を一緒に整理していく事が出来ます。
②打ち合わせ・試作条件の確認
〇問い合わせ後、具体的な試作内容を確認します。
ここでは、
【何を作りたいのか】
【何を確認したいのか】
を明確にする事が重要です。
例えば、
- 分散性を確認したい
- フィラーを高充填したい
- 異種樹脂を混ぜたい
- 物性を比較したい
- フィルム成形まで確認したい
等、目的によって適した条件が変わります。
必要に応じて、樹脂温度・スクリュー回転数・吐出量・配合条件
等も検討します。
③材料を確認する
〇試作に使用する材料を準備します。
主な材料は、
- ベース樹脂
- 添加剤
- フィラー
- 相溶化剤
- リサイクル材
等です。
材料の種類だけでなく、粒径・形状・水分・乾燥条件・配合比率
等を確認しておくことが重要です。
④二軸混練による試作
〇材料と条件が決まったら、実際に二軸混練機で試作します。
試作では、
- スクリュー回転数
- 吐出量
- トルク
- 材料供給状態
- ストランド状態
- 分散状態
- 外観
等を確認します。
最初から完璧な条件が決まっているとは限りません。
実際の材料の状態を見ながら条件を調整し、より良い
試作条件を探していく事も二軸混練試作の重要なポイントです。
⑤サンプル回収
〇試作した材料をペレットやストランド 等のサンプルとして回収します。
必要に応じて、
- 外観確認
- ペレット状態の確認
- フィルム成形
- 物性評価用サンプルの作成
等に繋げる事でも出来ます。
【実際にどのような材料になったのか】を確認出来る為
研究開発の次のステップに繋がります。
⑥試作結果を報告
〇最後に試作結果をまとめます。
例えば、
- 使用材料
- 配合条件
- 試作条件(温度条件・回転数・トルク・吐出量 等)
- 試作時の状況及び画像
- サンプル画像
- 試作開始~終了までの温度データグラフ
- 試作開始~終了までの押出データグラフ
- 今後の改善案
等を整理します。
単に【混練出来ました】という結果ではなく、
【次の試作や量産に繋げられるデータを残す】事が重要です。

■初めてでも難しく考える必要はありません。
〇二軸混練試作を始めて依頼する場合、
【専門的な条件まで全部決めてから問い合わせないといけない】
と思われるかもしれません。
しかし、必ずしもそうではありません。
【この材料を混ぜてみたい】
【この配合を試してみたい】
【量産前に一度確認したい】
という段階から相談する事も可能です。
試作の目的や材料、必要なサンプル量 等を確認しながら
実際の試作条件を決めていく事が出来ます。
■まとめ
〇初めて二軸混練の試作を依頼する場合の基本的な流れは、
①問い合わせ
↓
②打ち合わせ
↓
③材料確認
↓
④条件の決定
↓
⑤二軸混練試作
↓
⑥サンプル回収
↓
⑦試作結果、報告
という流れです。
大切なのは、試作する事だけを目的にするのではなく
【何を確認したいのか】を明確にする事です。
N.6株式会社では、材料の配合、試作条件の確認から、
二軸混練による試作、サンプル作成、試作結果報告 まで
研究開発段階の少量試作をサポートしています。
【初めて二軸混練を試してみたい】という段階でも
まずはお気軽にご相談下さい。



