〇樹脂コンパウンドの開発では、自社設備で試作する方法と
外部の試作会社へ依頼する方法があります。
どちらが適しているかは、試作の目的や必要な設備、
試作数量、開発スケジュールによって異なります。
本記事では、自社設備と外注それぞれのメリット・デメリットを
整理し、効率的な使い分けについて解説します。
■自社設備でコンパウンド試作するメリット・デメリット
〇メリット
- 配合や成形条件を自由に調整し易い
- 繰り返し試験を行いやすい
- 社内にノウハウを構築できる
〇デメリット
- 設備導入や維持管理にコストがかかる
- 設備の仕様によって試作できる材料が限られる
- 専門知識や設備の操作技術が必要になる
自社設備は、継続的に試験を行う場合や、社内で条件検討を
繰り返したい場合に適しています。
■外注でコンパウンド試作するメリット・デメリット
〇メリット
- 高額な設備投資を抑えられる
- 自社にない設備や技術を活用できる
- 専門家の知見を活かした条件検討ができる
- 必要な特に必要な量だけ試作を依頼できる
〇デメリット
- 試作費用が発生する
- 依頼先のスケジュールに左右される場合がある
- 試作条件の共有や打ち合わせが必要になる
外注は、式材料の開発や少量試作、特殊な配合の検討 等
自社設備では対応が難しい場合に有効です。
■自社設備と外注を使い分けるポイント
| 判断基準 | 自社設備が適するケース | 外注が適するケース |
| 試作頻度 | 頻繁に繰り返す | 必要な時だけ行う |
| 設備 | 必要な設備がある | 専門設備が無い |
| 技術 | 社内で対応できる | 専門技術を活用したい |
| 開発段階 | 条件の細かな調整 | 新規配合・初期検証 |
| 費用 | 継続利用を前提に検討 | 初期投資を抑えたい |
〇重要なのは、全てを自社で行う、あるいはすべてを外注する
という考え方にこだわらない事です。
例えば、初期の配合検討や少量試作を外注し、方向性が
決まった後に自社設備で繰し評価する方法もあります。
■試作からフィルム成形まで考えた設備選び
〇コンパウンド試作では、ペレットを製造するだけでなく
その後の評価まで考える事が重要です。
例えば、試作したペレットをフィルムやシートに成形する事で
分散状態や外観、成形性 等を確認できます。
自社にフィルム成形設備が無い場合は、コンパウンド試作から
フィルム成形まで対応できる外部企業を活用する事で
材料開発を効率的に進められます。
■まとめ
〇コンパウンド試作は、自社設備と外注のどちらか一方に
限定する必要はありません。
・自社設備:継続的な試作や繰り返しの条件検討に最適
・外注:設備投資を抑えたい場合や、専門技術を活用したい場合に適している
・併用:開発段階や試作内容に応じて使い分ける事で、効率的な材料開発に繋がる
設備の有無だけで判断するのではなく、試作の目的・費用・必要な評価内容
を整理し、最適な方法を選ぶ事が大切です。
N.6株式会社では、少量の樹脂コンパウンド試作から、Tダイによる
フィルム成形試作前、材料開発をサポートしています。
【自社設備では対応が難しい】
【まずは少量で配合を検討したい】
といったご相談にも対応しています。
樹脂の新規配合や試作をご検討の際は、お気軽にご相談ください。



