〇樹脂コンパウンド試作では、
- 想定した物性が得られない
- ペレット形状が安定しない
- 添加剤が均一に分散しない
等、思い通りの結果にならない場合もあります。
大切なのは、試作がうまくいかなかったからと言って
すぐに配合を変更するのではなく、原因を整理し、次の
試作に繋がる改善対策を検討する事です。
本記事では、試作結果が想定と異なった場合に確認すべき
ポイントを解説します。
■目標と実際の結果を比較する
〇まずは、当初の目標と試作結果の違いを明確にしましょう。
- 目標とする物性が得られなかった
- フィラーや添加剤の分散が不十分だった
- ペレットの形状や外観が安定しなかった
- トルク上昇や材料の詰まりが発生した
問題点を具体的にする事で、次に確認すべき項目が見えてきます。
■原因を材料・配合・成形条件に分けて考える
〇試作結果に影響する要因は、主に以下の3つです。
| 材料・配合 | 樹脂と添加剤の相性・配合比率 材料の水分 等 |
| 混練条件 | 温度設定・スクリュー回転数・構成 供給量・混練状態 等 |
| 成形条件 | 押出量・冷却条件 ダイ温度 等 |
〇複数の条件が影響している場合もある為、原因を一つに決めつけず
データをもとに検討する事が重要です。
■次の試作では変更点を絞る
〇改善を急ぐあまり、配合比率や温度・回転数 等を一度に変更すると
何が結果に影響したのかわかりにくくなります。
可能な範囲で変更する条件を絞り、変更前後の結果を
比較しましょう。
また、トルク・温度・外観・ペレット形状 等の記録を
残すことで、次の試作に活用できる技術データが蓄積されます。
■必要に応じて試作会社へ相談する
〇自社で原因を特定できない場合は、混練コンパウンドや
フィルム成形の試作実績がある会社へ相談する方法もあります。
試作時の配合・温度条件・回転数・発生した不具合 等を
共有する事で、改善の方向性を検討しやすくなります。
一度の試作で完成させる事だけでなく、試作結果から
改善のヒントを得る事も、研究開発において重要です。
■まとめ
〇樹脂コンパウンド試作が思い通りにならなかった場合は
次の4点を意識しましょう。
- 目標と実施の結果の地g杯を整理する
- 材料、配合、成形条件から原因を分析する
- 次の試作では変更点を絞って検証する
- 必要に応じて専門の試作会社へ相談する
試作の失敗や想定外の結果も、次の材料設計や条件設定に
繋がる貴重な情報です。
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