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ストランドカット
ストランドカット(ペレタイズ)
ストランドカットとは、押出機にてストランド化した素材を冷却水槽
で冷却した後にカットを行いペレット化するカット方式となります。
冷却水槽にて冷却されたストランド状の素材をゴムロールで巻き取られ
ながらペレタイザー(画像参照)の中に入っていきます。
ペレタイザーの中で回転刃がストランドをカットしてペレットが出来ます。
メリット
・異物が入る可能性が低い
素材に異物が混入すると、ストランド状の素材は異物を起点に破断して
しまう為、あまり異物が多いとストランドが破断してばかりで作業に
なりません。
修復に時間がかかる為、吐出量も上がらない状態となります。
リサイクル業者は、異物の多いスクラップをストランドで生産する
事は稀となり、逆に言うとストランドカットで生産されたペレット
には異物が混入いる可能性が低いという傾向があります。
・物性が安定している
異物だけでなく、樹脂の物性が安定していない状態ではストランドも
安定せず、生産効率が悪くなります。
上記同様、リサイクル業者は物性が安定していないスクラップは
ストランドで生産する事が少ないです。
という事は、ストランドカットで生産されたペレットは物性が安定
しているという推測は出来ます。
デメリット
・人手がかかる
設備の立ち上げ時は、人手でストランドを水槽に通しそこからペレタ
いざーの入口まで引っ張っていく作業が必要となります。
加工途中にてストランドが破断した時も同様に再度上記作業が
必要となりますので作業者の監視と作業が不可欠となります。

