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PPSU樹脂
(ポリフェニルスルホン)

ポリフェニルスルホンとは、透明性と加水分解安定性に優れた

非晶質熱可塑性プラスチックです。

製品は繰り返しの蒸気滅菌にも耐えることができます。
PPSU、学名:ポリフェニレンサルホン樹脂

PPSUポリフェニレンサルホン樹脂は、ポリサルホン(PSF)シリーズの

製品であり分子の主鎖にサルホン基と芳香族核を含む非結晶性の高分子化合物を

指す、新しい熱可塑性エンジニアリングプラスチックです。

メリット

​・優れたスチーム性(耐加水分解性)

 高温上記による滅菌の実験試験において、1000回以上行っても、クレージング

​ や破壊などは発生しない極めて強い耐加水分解性を持つ。

・優れた耐衝撃性、高い靭性

 鋭いノッチによる衝撃試験においても、耐衝撃性は殆ど劣化しない。

 この点において高い耐衝撃性で知られるPC(ポリカーボネート)に

 似た性状であるといえる。

 また、高温環境でも耐衝撃性が失われにくい。

・高温時の負荷に耐える

 荷重たわみ温度(1.82Mpa時)が207℃と高く、高温環境下の力にも耐える

 事が出来る。

・耐薬品性良好

 酸・塩基をはじめ、幅広い薬品に対しての耐性がある。

 高温塩素水に長時間曝してもほとんど劣化しない。

 サルホン系樹脂を浸すある種の塩素化炭化水素・芳香族溶媒・ケトン・

 エーテル 等に対しても、他のサルホン系樹脂と比べると耐性は良い。

・難燃性

・強い透明樹脂

 透明なプラスチックの中で比べると、耐熱・耐薬品・強を持つ。

​デメリット

・紫外線による劣化。

・農酸・ケトン・エーテル・ハロゲン化炭化水素・芳香族系溶媒に侵される。

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